からす天狗のおとぎばなし。
その昔、妖が人間によく悪さをしていた。
最初のうちは魚を一匹盗られたり足をひっかけて転ばせるとかその程度だったのだが、段々とひどくなっていき、あるときからす天狗がお姫様を連れ去ってしまった。
怒り心頭のお殿様は、妖退治に乗り出した。
そのときに雇われた法師は弟子を数人を連れて森へと入っていった。
からす天狗は霧を出してかれらをはぐれさせ、たくみに彼らをだまし、あっというまに法師の弟子達を殺してしまった。
自分が最後かと半ば覚悟を決めて、それでもあきらめずからす天狗を探す法師の元へ、なんとお姫様が逃げてきた。
法師はお姫様を連れて逃げようと踵を返すと、霧がだんだんと晴れていき、からす天狗が姿を現した。からす天狗は法師に背を向けただ立っていた。
法師は、持っていた太刀を抜いて貫いた。
貫いた体は赤く染まって倒れた。だが、倒れたのはからす天狗ではなかった。目の前にはお姫様が倒れていて、後ろではからす天狗が笑っていた。
法師は怒りのままにからす天狗に向かっていった。からす天狗の苦手なサバで作った丸薬を天狗の口へ投げ込み、弱ったところで懐から面を取り出しそれに封印した。
お姫様は息を吹き返すことはなかった。
法師はなきがらを持って帰ったが、当然お殿様は許すことはなく、打ち首になった
からす天狗を封じた面は別の法師が社に隔離し、結界を張って誰も近づかないようにした。
その昔、妖が人間によく悪さをしていた。
最初のうちは魚を一匹盗られたり足をひっかけて転ばせるとかその程度だったのだが、段々とひどくなっていき、あるときからす天狗がお姫様を連れ去ってしまった。
怒り心頭のお殿様は、妖退治に乗り出した。
そのときに雇われた法師は弟子を数人を連れて森へと入っていった。
からす天狗は霧を出してかれらをはぐれさせ、たくみに彼らをだまし、あっというまに法師の弟子達を殺してしまった。
自分が最後かと半ば覚悟を決めて、それでもあきらめずからす天狗を探す法師の元へ、なんとお姫様が逃げてきた。
法師はお姫様を連れて逃げようと踵を返すと、霧がだんだんと晴れていき、からす天狗が姿を現した。からす天狗は法師に背を向けただ立っていた。
法師は、持っていた太刀を抜いて貫いた。
貫いた体は赤く染まって倒れた。だが、倒れたのはからす天狗ではなかった。目の前にはお姫様が倒れていて、後ろではからす天狗が笑っていた。
法師は怒りのままにからす天狗に向かっていった。からす天狗の苦手なサバで作った丸薬を天狗の口へ投げ込み、弱ったところで懐から面を取り出しそれに封印した。
お姫様は息を吹き返すことはなかった。
法師はなきがらを持って帰ったが、当然お殿様は許すことはなく、打ち首になった
からす天狗を封じた面は別の法師が社に隔離し、結界を張って誰も近づかないようにした。
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