闇の中にいた。
手を広げても壁はない。どこまで続いているのかわからない空間。
まっすぐに歩く。地面も見えない。踏んでいるのが地面なのか、何なのかもわからない。踏んでいる感覚がないのだ。
前に進んでいるのかわからないまま歩き続けると、何かにつまづいた。
手探りでさがしだして持ち上げてみる。闇に溶け込んで形がわからない。指を滑らせると細かい凹凸があるのがわかった。
必要なのか不必要なのかもわからないので、とりあえずポケットに入れた。
今向いている方向はわからなかったが、そのまま真っ直ぐに進むことにした。
するとようやく何かにあたった。予知できなかったため、強く鼻をぶつけた。手で触れてみる。小さな凹凸がたくさんあり、小さな穴もあるようだった。今度は、それが何処まで続いているのか確かめてみた。三歩程で途切れた。手で触れてみた感触は、どちらかというと板のよう。
ふと、探っていた指が冷たく、固いものにあたった。掴んで動かすと、がちゃがちゃと音がした。どうやらハンドルらしい。その上には最初に触れたであろう小さな穴があった。どうやら一週したようだ。ふと、先ほど拾った物を思いだしそれを手探りで穴にはめてみた。
ガチャリと音がした。そのままハンドルをひねり、押してみる。白い筋が闇の中現れた。押しているそれはかわいた音をたてて開いていく。白い筋はみるみるひろがり、視界を覆った。
手を広げても壁はない。どこまで続いているのかわからない空間。
まっすぐに歩く。地面も見えない。踏んでいるのが地面なのか、何なのかもわからない。踏んでいる感覚がないのだ。
前に進んでいるのかわからないまま歩き続けると、何かにつまづいた。
手探りでさがしだして持ち上げてみる。闇に溶け込んで形がわからない。指を滑らせると細かい凹凸があるのがわかった。
必要なのか不必要なのかもわからないので、とりあえずポケットに入れた。
今向いている方向はわからなかったが、そのまま真っ直ぐに進むことにした。
するとようやく何かにあたった。予知できなかったため、強く鼻をぶつけた。手で触れてみる。小さな凹凸がたくさんあり、小さな穴もあるようだった。今度は、それが何処まで続いているのか確かめてみた。三歩程で途切れた。手で触れてみた感触は、どちらかというと板のよう。
ふと、探っていた指が冷たく、固いものにあたった。掴んで動かすと、がちゃがちゃと音がした。どうやらハンドルらしい。その上には最初に触れたであろう小さな穴があった。どうやら一週したようだ。ふと、先ほど拾った物を思いだしそれを手探りで穴にはめてみた。
ガチャリと音がした。そのままハンドルをひねり、押してみる。白い筋が闇の中現れた。押しているそれはかわいた音をたてて開いていく。白い筋はみるみるひろがり、視界を覆った。
PR
トラックバック
トラックバックURL: