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2017/11/18 11:44 |
勢いだけでかいた冒頭
昼間というのは実に過ごしにくい。
街中から建物の中まで人でいっぱいだ。
それも善悪中立ごちゃごちゃと。
だからいつでもどこかで諍いが起き傷を負う人がでたり、詐欺にあったりと不幸な目に合う人が絶えない。
何が過ごしにくいと言えば自分もその中の一人として過ごさなければいけないという事。

話は変わるが、自分の名前は稲神 浩気(いながみこうき)という。
昼間は夢を追うフリーターという名目で過ごしている。
では夜はという話になるが、夜は秘密結社の一員だ。
結社といっても一族という方が正しいほど親族で固められた組織だ。
秘密結社であるというのは俺たち一族が持っている「力」に起因する。
どんな力かと一言で言えば「獣化」だ。
そういっても狼男とか簡単なものじゃない。一人一人変化できる動物が違う。
多種多様な動物の目から各界隈の情報を引っ張ってこれるし、動物のせいにすることで悪人を懲らしめることもできる。
いわば街の均衡は我々の手の内である。

この力がどこから来たのか。
使っている俺たちもわからない。
”突然”与えられた。
それだけの理由だ。

そんな有用な能力をお上が見逃すこともなく、昔から政治の裏方の潰し合いに貢献されている。
だが俺たちも馬鹿ではないし、力を持つものとしての思想もある。
決してお上の権力にいいなりになることなく、自分たちの正義のもとに仕事をする。
そうやって歴史を重ねてきた。

「自分たちの正義」
それが俺には曖昧に思えてならない。一族で統一しているわけじゃないからだ。
だから金で使われるやつもいるし、私利私欲のために働いているものもいる。
全ての人間に当てはまる「正義」とはなんなのか、俺にはわからない。

だからこそ俺は俺の「正義」で活動している。
長々と説明をしたが、これは俺の「正義」の活動記録だ。

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2016/02/24 06:26 | Comments(0) | 未選択
つづいているのです
焼け落ちた小屋はまだ片付いていない。
夜空に月が浮かんであたりはそれほど暗くない。それよりも明るく焚かれた火が照らし、瓦礫と、木々の影、そして一つの人影を伸ばしていた。

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2014/09/14 00:02 | Comments(0) | 書きなぐった
じつはつづいています
ー声が聞こえる。
きんきんと頭に響く、子供の声だ。
深くに落ち込んでいた意識を引っ張り上げられて、重く閉じられていた瞼をうっすらとあげた。
子供が不安そうな顔で覗き込んでいる。

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2014/09/13 19:26 | Comments(0) | 書きなぐった
つっづっき
今、なんと。
勘助の頭は真っ白だった。
それもその筈、妖怪だなど勘助にとっておとぎ話の中のものでしかない。
それなのに、突然己が助けた少女がそれだなどと言われても信じられないだろう。
簡単に納得できる事実ではない。
「信じられぬだろうが、私はこの場で偽りを伝えてからかうような性質《たち》ではない。あなたもそれ位はわかるだろう」
呆然とする勘助にそう言って僧は立ち上がる

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2013/01/23 04:17 | Comments(0) | 書きなぐった
つづき
少女が勘助のもとで暮らし始めて2週間ほどたとうとしていた。
その間、実に平穏だった。
男と住むのは良くないと村の女達が自分たちの所へ住むよう誘うこともあったが、それも断り少女は勘助の元に留まっている。
少女は勘助と比べ、家事などはできなかったが、手先は器用で針仕事が良く出来た。
無地の色布に誂《あつら》えた刺繍は、時折訪れる旅人の目にもとまり日銭へと変わるほどの物であった。
 少女はこの2週間で順調に力を取り戻している。
体重も増え、畑仕事も手伝える程になった。
もう1週間ほどすれば奉公にでもどこでも行けるだろうと勘助は考えていた。
村で適当な仕事をもらうこともできるだろうとも。
気がかりなのは少女が外出を好まないことであった。

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2012/04/16 05:16 | Comments(0) | 書きなぐった

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